9月11日はレンズ工場見学会に参加した。 [カメラ、レンズ]
9月11日は、レンズ工場(コシナ)の見学会だった。
あいにくの小雨がパラつく中、朝早く新宿西口に集まり開始された。
10日夜は、都心部でも集中豪雨があった。かなり早目に待ち合わせ場所に行った
為に少し待った。バスは、小型のサロンカーだった。爺はサロンの部分に座った。
初めバスガイドさんが女性以外全て参加者は男性でしかも、爺と同年代の人が多かった。
運転手は2人男性だった。カメラのレンズ工場見学と言う事はかなりマニアックな事で、
カメラに興味を持つのも男性が多い為と考えられた。
後から訂正するが、参加者の中にペアーの方が参加されて居た、正確には女性は、2名だった。
群馬県内を走っている時にはまだ天候が悪かったが、長いトンネルを抜けて長野県に
入ると幸い天候は回復して来て、空は急速に晴れて来た。
サービスエリアで約15分ほどの休憩を取り、長野・小布施町に入った。
『泉石亭』(SENSEKITEI)で昼食をとった。http://www.kansei.co.jp/
料理はパンフレットに有った一茶御膳を少しモディファイしたもので、美味しかったのだが、
爺はリチウム振戦の為に割り箸が旨く使えず半分ぐらいしか食べられなかった。
此処で、株式会社コシナから自社のレンズを貸したした。http://www.cosina.co.jp
爺は、COLOR-SKOPAR 20mm F3.5 SLⅡN Aspherical Ai-Sと言う、
パンケーキ型の超広角MFレンズを借りた。(撮影した写真を下に掲げる)
食事の後、小布施の町を約40分程写真撮影散策した。
散策後、COSINAの小布施事業所(光学硝子の溶解・製造工程)を見学した。
工場内の写真撮影は禁止で有るが、色々な硝材(希土類元素、ランタン、セリウム等の
入った硝材が有った)説明された職員の方にレアーメタルの主な産出国で有る中国が
輸出制限して、硝材の価格が一時期高騰し不安定に成ったが、今は少し安定してきているとの事。
硝材に入れてある仕様書にCZと書いてあるのは、Carl Zeissの略で、硝材からドイツのショット社
のものを指定してあり、最初の工程から高級である事が分けられている。
他のOEMも有ったが社外秘だった。均一な屈折率を出す為に、アニーリング(焼き直し)
の為のPC制御電気炉が並ぶ。次にプレス工程、1300℃に熱せられた硝材をプレス機に掛けて、
大まかな大きさにする工程、ガラス材を軟らかくする温度なので工場内は非常に暑い。
次に、飯山工場(スムージング・レンズ研磨)に移った。
1959年、日本に於けるレンズ研磨のパイオニアとしてコシナの事業がスタートした。
研磨工程では、熟練したレンズ研磨技術者が各レンズの仕様書に従い研磨機を操作し、
最終工程では、レンズ表面がサブミクロン単位で検品されていた。
最後に、中野事業所(レンズの芯出し、機械部品加工・組み立て)を見学した。
夕方、信州中野をバスで出発し、3回の休憩を取り、
予定より早く21時頃、新宿駅西口に到着した。
行き帰り4×2=8時間の強行軍で有ったが、中々楽しかった。
サービスエリア内での休憩時:Nikon Df+AF-S NIKKOR 58mm F1.4G
長野・小布施「泉石亭」で昼食を食べる。
食事した部屋の掛け軸
貸し出されたレンズを使って撮影した。:Nikon Df+COLOR-SKOPER 20mm F3.5 SLⅡN Asp. Ai-S
お土産の栗鹿の子を買ったお店
色再現性もかなり良い。
逆光で撮影してみる。
中々色再現性、解像力も良い
超広角レンズらしいパースペクティブが表現される。
道表が見える。
次の記事に続く
Satohさん
レンズ工場が見学できるツアーは良いですね。
詳しく知りたいです
by mhandmade (2014-09-16 06:04)
mhandmadeさんこんにちは!見学した(株)コシナは、町工場の様な
佇まいが残っておりニコンやキャノンの様な大メーカーではない、
手作りの熟練工(多くが女性)が活躍している工場見学でした。
爺が良く利用しているネット通販「マップカメラ」の企画です。
ただ、日帰りの強行軍なので、非常に疲れました。
by bpd1teikichi_satoh (2014-09-16 11:00)
私も行きたいのですが平日なのが困りますね。
by えがみ (2014-09-21 23:13)